第12回陸家嘴フォーラム開催! 世界中の知恵を集め、国際金融センター建設を推進
写真・浦東発布
第12回陸家嘴フォーラムは6月18日からの2日間、浦東において開催される。11日に行われた市政府記者会見で、今回フォーラムのテーマ、「上海国際金融センター2020:新しい出発点、新しい使命、新しいビジョン」、すなわち世界中の知恵を集めて2020年上海国際金融センターの基本的建設完成やこれからの発展のために策を考え出すことが披露された。
解冬・上海市金融活動局長によると、第12回陸家嘴フォーラムは経済・金融分野における現在世間の注目を集めている課題に焦点を当て、国際金融センター建設のほか、「上海・シンガポール金融協力強化」、「グローバル経済動向:成長、不確実性と開放・協力」、「科創板発足1周年」、「人民元グローバリゼーション展望」、「フィンテックセンター建設で金融業質の高い発展を促進」、「金融業をとりまく法的環境と国際金融センター発展」などの8つ議題を設置している。
2020年は、上海が「中国の経済実力及び人民元の国際的地位に相当する国際金融センター」建設を基本的に完成する年である。上海国際金融センター建設の流れにおいて、今回のフォーラムは前の成果を受け継いで新たな道を切り開く後重要な役割を担っている、と解冬・上海市金融活動局長。今まで上海の国際金融センター建設を見守ってきた陸家嘴フォーラムは上海のシンボルだけではなく、中国企業の世界進出のための架け橋でもあるという。
上海は1990年代から国際金融センター建設を手がけた。30年にわたる発展を経て、上海はグローバル金融要素市場・インフラを最も完備した都市の1つとなり、年間成約額は1900兆元を突破し、直接融資は12兆元を超えた。上海は国内外金融機関の集積地として、認可を受けた1600以上の金融機関を集め、うちに外資系金融機関が占めた割合が30%を上回った。上海は中国における金融商品が最も豊富で金融開放の度合いが最も高い都市の1つとして、原油先物などの金融商品を打ち出し、越境人民元業務展開・革新を絶えずに引き起こしてきた。上海は中国における金融発展環境が最も優れた都市の1つとして、全国初の金融裁判所を設立し、「上海市における国際金融センター建設推進条例」や「上海市地方金融監督管理条例」などの措置を発表した。最新の世界金融センター指数(GFCI)ランキングでは、上海が4位に上昇し、国際金融センター建設の大いなる成果を示した。