上海、3大「都市ランキング」で上位5位にランクイン
写真・VCG
今年は世界経済が低迷し、諸都市にその影響を及ぼしたが、上海は国際金融センター指数(GFCI)、国際海運センター発展指数、GaWC(グローバリゼーションと世界都市研究ネットワーク)による「世界都市ランキング」という3大「都市ランキング」においてそれぞれ、4位、3位、5位に上昇し、3大ランキングの上位5位以内にランクインした唯一の中国都市となる。
2018年、上海は上海サービス、上海製造、上海ショッピング、上海文化という「4大ブランド」を掲げた「3ヵ年行動計画」を実施開始した。「4大ブランド」の中では、上海サービスが特に素晴らしい成果を収めた。この2年間、上海は国家戦略に応じ、奉仕精神を貫徹し、都市サービスにおいて優位性を築いた。例えば、輸入博(中国国際輸入博覧会)が開催し、「科創板」がスタートし、上海自由貿易試験区・新片区が発足し、長江デルタ地域の一体化発展が加速した。「わたしたちが重点を置いたのは都市自身の規模や経済ではなく、グローバル経済と繋がるための配置を作りや理解することだ」とGaWCのある責任者は伝えた。
上海サービスについて、上海市発展改革委員会のある責任者は「上海サービスはサービス業の規模や全体に占める割合を上げるためのものではなく、都市のサービス機能と競争力がレベルアップした現れだ。3大ランキングでの順位の上昇は上海サービスが新しいレベルに上がったと示した」と語った。
「新片区に立地した米EVメーカーのテスラを、上海サービス改革の一例として挙げよう。このプロジェクトの後ろには金融サービス、科学技術サービス、人材サービスといった各分野における上海サービスがあると思う」と上海市社会科学業界連合会党組織書記は語った。ほかに、世界中の注目を集めている輸入博も上海サービスの最も輝かしいブランドの1つだ。「第3回輸入博がいよいよ開催目前だ。グローバル貿易は新型コロナ禍のダメージを受けたが、新型のサービス貿易は急速に成長し、これは上海が危機の中に掴めるべきの機会で、上海サービスの影響力拡大への道だ」。