今年唯一の世界再保険会社年次総会が開催=陸家嘴
写真・陸家嘴金融城
10月26日~28日、第2回陸家嘴国際再保険コンファレンスが開催された。新型コロナ禍の影響を受け、今年は再保険市場に関するコンファレンスがほとんど開催できなくなり、今回のイベントは今年唯一の世界再保険会社の年次総会だという。
去年行われた第1回陸家嘴国際再保険コンファレンスでは、再保険業務に携わる世界中の248機関、770人の再保険会社管理者や専門家が集まった。そして、今年のコンファレンはミュンヘン再保険社やスイス再保険社など、世界再保険会社上位8社の内、7社を惹きつけた。
上海国際金融の中心地建設において重要な役割を果たしてきたコアエリアとして、陸家嘴は外資系再保険会社・機関の集積や保健資産規模などの面で明らかな優位性を有し、目下、全国6割以上の外資系再保険機関を含む240社の保険機関が陸家嘴に入居した。特筆すべきのは、中国自由貿易試験区改革制度推進・徹底的実施と金融業開放拡大の背景の下、陸家嘴の保険業務は急速な成長を遂げているのだ。今年、フランスの保険・金融グループ、アクサ社傘下の信利保険社は全国初めての外資系再保険法人となった。ほかに、近年上海保険取引所、大韓再保険社なども陸家嘴で発足した。
陸家嘴管理局の責任者によると、国際保険の中心地建設は上海国際金融の中心地建設において不可欠な一部であり、その枠組みにとっての重要な支えでもある。これから、陸家嘴は以下の方面で取り組んでいく。①上海自由貿易試験区の制度革新に焦点を当てる②再保険業務展開に有利なビジネス環境を構築する③国際との接続を加速する。
また、今回のコンファレンスでは保険ブロックチェーンイノベーションセンターが正式的に発足し、センターはブロックチェーン技術が保険業界の規範化・規模拡大においての活用に力を入れ、上海再保険・科学技術の中心地建設を後押しするという。