投資額118.5億ドル 今年第一陣62件の外資系プロジェクト契約が署名=上海
写真・上海発布
上海は依然として、中国で業務を展開しようとする多国籍企業にとって最も魅力的な都市の1つである。15日、2021年上海市第一陣62件の外資系プロジェクトの署名式が開催され、龔正上海市長は出席した。
今回のプロジェクトは人工知能、バイオ医薬、集積回路、デジタルエコノミー、ファション消費財などの分野に及んだ。そのうち、投資額が1億ドルを超えたプロジェクトは29件、フォーチュン・グローバル500社のプロジェクトは7件、地域統括会社への昇格に関するプロジェクトは20件となる。「中国の投資環境に心強く感じており、中国は引き続きグループの業務拡大を牽引するだろう」とプロジェクト署名式に出席した代表企業、冶金設備製造に携わるDanieli社のCEOであるMartino Francois David氏は伝えた。「中国はウイルス対策と経済成長を両立させ、会社の中国側パートナーも業務拡大を維持しており、設備の仕入れを続けている。中国へ更に投資し、最先端技術を中国市場に導入したいと思う」。
去年、上海の実行ベース外資導入額は前年比6.2%増の202.33億ドルに達し、過去最高の規模となる。また、多国籍企業の地域統括会社と外資系研究開発センターはそれぞれ、771社と481社がある。
「第14次5ヵ年計画」の発足にあたり、今年上海は開放拡大を更に推進し、「上海市外商投資条例」をしっかりと実施し、ビジネス環境を持続的に改善し、企業奉仕を重点として堅持し、外商による上海への投資を全面的に支持するという。