上海グローバル投資促進大会が開催、総投資額5658億元の322件プロジェクト契約締結
6月16日、「新気象・新原動力・新未来」をテーマとする2022上海グローバル投資促進大会並びに「潮湧浦江」投資上海グローバルシェアシーズン始動式は開催された。
同大会において、総投資額が5658億元に達する322件の重大産業プロジェクトは契約が締結され、契約締結数と総投資額のいずれも昨年より多く、上海が経済回復に対する自信と困難を乗り越えて巻き返す決意を示した。
これらの重大産業プロジェクトは「3+6」の新型産業システムのものに及ぶとともに、金融、生産性サービス業、生活性サービス業などの現代サービス業のものをも含んでいる。上海の3つの先導産業の90件のプロジェクトは契約が締結され、総投資額は2049億元。その中、集積回路産業のものは28件で、例えば、小華半導体(XHSC)プロジェクトは8億元を投資する予定で、設備スマート管理SOCチップ及びインターフェース技術の自主的イノベーションにおいてブレークスルーを成し遂げ、モバイルコンピュータープラットフォーム分野のボトルネックを打破する。バイオ医薬のものは42件で、例えば、亜盛医薬(Ascentage Pharma)は30億元を投資し、マーケティングと臨床医学の2つのセンターを建設し、オリジナル医薬企業集積高地を作る予定。人工知能産業のものは20件で、例えば、億珈通(ECARX)は15億元を投資し、自動運転とスーパーブレーン研究開発センターなどの重大プロジェクトを建設し、スマートカー時代を迎えるために、多種の形態の技術的サポートを提供する。それに、6つの重点分野の247件のプロジェクトは契約が締結され、総投資額は3935億元。ハイエンド設備、先端材料などの分野においては、「エネルギーレベル」の高いプロジェクトは契約が締結された。例えば、中国電気装備グループ有限公司(CEE Group)は10億元を投じて、サプライチェーン科学技術本部を建設し、グローバル競争力が備わる電気装備の現代的なサプライチェーンシステムを構築する予定。中国中鉄四局グループ有限公司は15億元を投資する予定で、上海で本部を設立し、年間生産高は90元に達する見込み。
関係者によると、今回調印されたこれらの重大産業のプロジェクトの多くは、過去一、二カ月間に各区、各管理委員会とコミュニケーションを保ち続け、上海で投資を拡大する決意が変わっていない。一方、各区、各管理委員会は感染症再流行期間に「クラウド面会」「クラウド企業招致」などの形式を通して招いてきたプロジェクトも多いという。
同大会では、総投資額が1627億元に達する上海市の48件の重大産業プロジェクトを集中着工することも公表された。これらのプロジェクトは生命健康、新材料、新エネルギー、ハイエンド設備などの多数の分野に及び、その中、3つの先導産業のプロジェクトの投資額は総投資額の約半分を占めている。藍帆医療(Blue Sail)科学技術イノベーション本部、Estee Lauder中国配送センター、京東(JD)スマート無人EC運営センターなどのモデル的なプロジェクトは建設をスタートした。