上海で発展していく決意が揺れず、浦東に立脚するロシュ製薬は革新を促進し続け
ロシュグループ(Roche)CEOの Severin Schwan博士は6月にバーゼル本社でスイス駐在中国大使王世延氏に会見し、ロシュが上海で長期的に発展していく決意を伝え、中国の関係制度建設、製薬革新の奨励と保護に積極的参加する望みを示した。
世界トップレベルのバイオテクノロジー企業の1つとして、ロシュは中国に根を下ろしてすでに28年間経ち、政府やさまざまなパートナーと手を携えて数々の「初」を生み出し、より多くのイノベーション成果をもって早めに中国の患者に利益をもたらしてきた。
ロシュは上海で単独出資による医薬品研究開発センターを設立した最初の多国籍製薬会社である。上海の医薬品研究と早期開発センターはロシュが新興市場で設立した最初の研究開発センターでもある。2019年、ロシュグループはさらに8億6300万元を投資し、同研究開発センターを一新させ、ロシュ上海イノベーションセンターに格上げした。
浦東初の多国籍製薬会社として、ロシュは2021年5月にもう一つの重要な決定をした。即ち3億元近くを投資して、張江でロシュ世界初の自主設立・運営のアクセラレーターを立ち上げること。ロシュチャイナアクセラレーターはロシュの強力な研究開発力と外部協力エコシステムを基に、世界的影響力を持つ研究開発イノベーションプラットフォームを作り、複数の分野でブレークスルーを遂げ、中国医療の革新的発展の推進を加速することが期待されている。
計画によると、ロシュチャイナアクセラレーターのビルは2022年末までに完成する予定で、面積は5000平方メートル以上。
今、9社の地元イノベーション企業は200社を超えた応募者の中から選ばれ、アクセラレーターのメンバー企業になり、ロシュの革新的研究開発システムを活用し、腫瘍学、免疫学、神経科学などの複数の治療分野で破壊的イノベーションを作り出すと見込まれている。
「グローバリゼーションは過去30年間浦東が開発・開放において成功を収めた要因のひとつであり、浦東がより質の高い発展を遂げるための重要な基盤でもある」とロシュ製薬中国の総裁辺欣氏は述べた。「ロシュ製薬は引き続き上海に根を下ろし、浦東に立脚し、中国の患者に利益をもたらし、製薬革新を促進する同時に、浦東の質の高い発展に貢献し続けていく」と彼女が付け加えた。