上海科学技術フェスティバルは開幕を迎える
2022年上海科学技術フェスティバルは8月20日から8月26日まで開催され、今年のテーマは「ともに科学技術の世界に足を踏み入れよう」であり、上海の科学技術イノベーションの活力を全方位で示すために一連の活動を行う予定。
1991年に創設された上海科学技術フェスティバルは中国初、世界第2の政府が主催する科学技術フェスティバルである。近年、上海科学技術フェスティバルは革新成果の発表会、技術製品の展示ホール、科学技術労働者の日、大衆向けの科学技術カーニバルの構築を見据え、上海市の重要なイベントブランドとしての影響力と名誉をさらに高めてきた。
今年の上海科学技術フェスティバルは開幕、恵民(市民に利益をもたらす)、フォーラム、コンテスト、科学技術芸術、青少年、視聴、企業、連動、閉幕などの10部分に分けられており、科学知識普及会、科学知識コンテスト、フォーラム講座、実験室オープン、科学知識普及基地オープン、科学知識普及作品上映会など1100以上の各種イベントが行われ、そのうち658はオンラインイベントとなっている。
8月20日、上海科学技術フェスティバルの期間中、「革新・伝播・融合」をテーマにした第1回上海科学技術伝播大会が開催される予定。当該大会は上海市科学技術委員会が主催するものであり、「国際視野、革新けん引、学術気質、公共属性」という方向を見定め、基調会議と円卓会議、新メディア特別活動の科学知識普及人気者大会、長江デルタ科学技術伝播院(所)長セミナーなどの3つのサブ会場からなること。
今年の大会では、各方面の科学技術の発信達人も招待された。その中には、ノーベル賞受賞者のMichael Levitt氏、丁奎嶺院士、王紅陽院士、汪品先院士、褚君浩院士などの科学の巨匠がいれば、英国ロイヤルソサエティケミストリー・北京分会主席戴偉氏、吟遊詩人キッド(ネット名)などの新メディア科学知識普及「大V(SNSで多くのファロワーを擁する人気者)」もいる。科学技術発信の中堅者として、彼らは科学知識普及の実践について語り、科学知識普及のニューファッションの風見鶏的な役割を果たす。
また、国内外の有名な研究機関から専門家を招き、科学技術の発信のホットトピックについて理論的な議論を展開し、学術陣地の構築と専門的人材の集結などの面で積極的に模索する。上海市科学技術委員会が主導し、上海科学伝播と発展研究センター、上海科技館、上海市科学学研究所、上海交通大学、華東師範大学が共同で建設した上海科学技術発信シンクタンクは同大会で発足する予定。
長江デルタ科学技術発信連盟も同大会で設立する予定。上海交通大学、復旦大学、中国科技大学、浙江大学、南京大学などの長江デルタの大学や科学知識普及機関などは第一陣のメンバーとなる。当該連盟は、科学技術の発信において長江デルタの一体化戦略を深め、科学技術の発信における地域的協力の発展を促進すると見込まれている。