滴水湖AIイノベーションポートは発足、40件以上の人工知能産業主要プロジェクトが入居
このほど、滴水湖AIイノベーションポートの発足式が臨港新片区の滴水湖会議センターで開催され、40件以上の人工知能産業の主要プロジェクトが契約締結され、入居した。また、「臨港新片区の人工知能産業を強力に育成するための行動計画(2022-2025)」と「臨港新片区の第一陣の人工知能応用シーンリスト」も同時に発表され、臨港の人工知能産業の目標と発展ルートは完全に示された。
当日、契約締結され、臨港新片区に入居した40件以上の人工知能産業の主要プロジェクトの総投資額は300億元を超え、これからの3年から5年の間、関係分野の専門人材を約5000人集結し、スマートチップ、自動運転、ロボット、計算力とアルゴリズム、デジタルツインなどの多くの人気分野をカバーし、しかも多くの細分化された分野の大手企業が関与すると見込まれている。
これらのプロジェクトは集中的に契約を締結し、滴水湖AIイノベーションポートに入居するのはより多くの先端技術の成果がここで転化し、実施されることを推進するだけでなく、臨港新片区が人工知能産業の発展の優位性をけん引的な力に転換するために強固な基盤を築くことにもなる。臨港新片区管理委員会ハイテク開発処副処長陸瑜氏は、「人工知能企業は産業的なサポートを必要とするほかに、より重視しているのは応用シーンであり、応用シーンがあれば、製品をテストしてから、改善し、アップグレードし続けることができるから。AIイノベーションポートはより多くのスペースを提供できる一方で、たくさんのAI適用のシーンを提供でき、これも臨港新片区の最大の特色と優位性である」と紹介した。
人工知能産業の発展を促進するには、「どうやるか」という核心的な問題に焦点を当てる必要がある。現場では、「臨港新片区の人工知能産業を強力に育成するための行動計画(2022-2025)」(以下は「行動計画」)が発表された。「行動計画で」によれば、3年以内に2、3万人のAI人材と500社の関係企業を集結し、産業規模を500億元にまで拡大し、上海の人工知能産業発展の新たな高地、国の人工知能産業の重要な集積地になるように取り組む。臨港新片区党工作委員会副書記呉暁華氏は、臨港は中心エリアの核心部滴水湖周辺と国際核心協同区で300万平方メートルのスペースキャリアを設け、人工知能産業を発展させると示した。
それ以外に、「行動計画」は、臨港新片区の人工知能産業発展の「路線図」を4つの側面から描いている。まずは、技術的なブレークスルー、土台の建設、キャリアの建設を重点とすることを強調し、コアの基本的な能力を固め続けること。または、工業用ソフトウェア、キーソフトウェア、業界用ソフトウェア、キーコンポーネントの研究開発を力点として、キーシステム(コンポーネント)の研究開発におけるブレークスルーを加速すること。次は、スマートコネクテッドカーとサービスロボット、インタラクティブターミナル、スマートウェアラブル、ドローンなどの分野を突破口として、ハイエンドスマート端末規模を拡大し続けること。最後は、スマート製造、スマートシティ、デジタルセキュリティシーンをキーポイントとして、AI応用のためのモデルシーンを拡大し続けること。
臨港新片区党工作委員会委員、管理委員会専任副主任呉傑氏は、「臨港新片区の第一陣の人工知能応用シーンリスト」」を紹介した。コア技術の難関突破と製品のグレートアップとバージョンアップをけん引するという重要な役割をもつ応用シーンは集中的に登場した。
現場では、2022年世界人工知能会議の4つの主要な活動の1つとしての「上海臨港AI運転シミュレーションコンペティション」が正式に開始した。