浦東は国際経済貿易通行規則につながる制度体系を基本的に確立した(前編)
10月9日、上海では「奮進新征途・建功新時代」党委員会特集シリーズ第7回記者会見が行われ、上海国際貿易センターの建設状況が紹介された。上海は国際貿易センターの建設を着実に推進し、10年間のたゆまぬ努力を経て、中国の経済・貿易の地位にふさわしく、世界貿易投資ネットワークの中でハブの役割を持つ国際貿易センターを基本的に作り上げた。
国際貿易センターのエネルギーレベルの向上に力を入れる
上海市商務委員会党組織書記、主任顧軍氏は次のように紹介した。2017年、上海は「4つのブランド」の確立を打ち出し、「上海ショッピング」ブランドの確立に向けた3カ年行動計画を2回にわたって発表し、また国際消費都市の建設を率先して打ち出した。2021年、社会消費財小売総額は1兆8000億元を突破し、経済成長に対する消費の貢献度は60%以上に達した。2020年に初めて開催された大規模で総合的な消費イベント「五・五ショッピングフェスティバル」は、これまでに3回成功裏に開催され、消費の回復と潜在力の解放を大いに促進し、上海が国際消費センター都市の建設を加速させ、「四つのブランド」をアピールするための重要な機能的なプラットフォームとなり、象徴的なイベントともなった。
2021年、上海港の貿易額は10兆1000億元に達し、世界全体に占める割合は3.6%前後に上回った。上海の貨物輸出入総額は初めて4兆元を突破した。サービスの輸出入額は2294億1000万ドルに達し、全国に占める割合は30%に上り、規模は全国の各省・市で第1位となった。
6万社を超える外資企業が上海で勢いよく発展しており、全国初の株式型外資投資会社、外資独資船舶代理会社、外資保険持株会社などの初のプロジェクトが次々と上海で発足した。今年9月末までに認定された多国籍企業の地域本部は877社、外資系研究開発センターは523カ所。全国初の地方外国人投資条例が制定・発表され、外資企業クレームセンター、渉外サービス特別窓口などの丁寧なサービス体制の整備により、外国人投資者は上海で思い切って投資し、事業を拡大することができるようになった。
同記者会見によると、上海はまもなく多国籍企業の地域本部政策を更新・発表し、これは2002年に本部政策が発表されて以来の5回目の改訂である。今回の改訂で、本部人材の導入やサービス保障措置などがさらに強化されるという。