中国市場への投資を拡大し続け、中国市場で深耕=ZEISS
浦東地域の多国籍企業であるZEISSはこのほど、蘇州工業園区で「鳳棲」プロジェクトの建設をスタートした。これはZEISSが中国で初めて土地を購入し、建設するプロジェクトであり、ZEISSの中国本土化の更なる深化と拡大を示している。
「鳳棲」プロジェクトが建設完成後、ZEISS蘇州は同社の中国におけるよりハイレベルの研究開発と製造の重要拠点となり、その工業品質、研究顕微鏡、手術顕微鏡、眼科設備などの業務部門のために現地化の研究開発や生産のサービスを提供し、ZEISSの「中国に立脚、世界へ影響」戦略的位置づけをよりよく実行し、世界市場により優れる革新的なソリューションをもたらす。
ZEISS中国地域総裁兼CEOであるMaximilian Foerst氏は、「新しいプロジェクトが完成すれば、ZEISSが長江デルタ地域でより強靱で持続可能な産業生態圏を作り出すのに役立つであろう。今後、ZEISSは中国市場への投資を引き続き拡大し、現地化革新戦略をさらに深化させ、『メイド・イン・チャイナ』のアップグレードと大健康産業の質の高い発展を手助けしていく」と表明した。
2022年はZEISSが中国に進出して65年目になる年であり、1957年に中国市場に参入して以来、ZEISSは一貫して光学分野の技術優位性と多様な製品により、医療、製造、科学研究、眼科光学など多くの分野の質の高い発展とイノベーションに活力を注いできた。現在、中国はZEISSの世界における第一の戦略市場となっている。
ZEISS中国地域本部は自由貿易試験区に位置し、浦東に販売サービス本部、応用サービス、教育センター、ZEISS工業測定部生産工場及びZEISSグループのドイツ以外の初の企業レベルの革新型研究開発センターを設立した同時に、全体の国内市場向けの中央物流・倉庫機能を備えており、中国現地の研究開発と生産を全面的にサポートし、協力分野を積極的に開拓し、中国市場で深耕している。2021年から、中国はZEISSの世界での最大の単一市場となり、最も革新的活力が備わり、成長が一番早い市場の一つでもある。
関係筋によると、「十四五」(第14次五カ年計画)の重大な科学技術革新型プラットフォーム建設の戦略に応じ、ZEISSは引き続き高品質を起点にして、「グローバルハイテクに依拠し、人類の未来に向けて」を要求として、長江デルタ地域と粤港澳大湾区(広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、澳門<マカオ>両特別行政区によって構成される都市圏)の産業チェーンの中心地域に参入し、中国の複数の産業の質の高く、持続可能な発展に助力していく。