「中国製造」から「中国創造」へのアップグレードに助力、Roche-Acceleratorメンバー企業がCIIEに登場
11月6日、第5回中国国際輸入博覧会(CIIE、輸入博)の期間中、浦東が発表した大手企業開放革新センター計画(GOI)の第1陣メンバー企業の1社として、ロシュチャイナアクセラレーターは最新の進展を披露した。同時に、ロシュチャイナアクセラレーターのメンバー企業は初めてそろって登場し、現段階の協力の成果をシェアし、中国現地の医療イノベーション生態の建設について共同で話し合った。
早くも2004年にロシュは中国で研究開発センターを設立した。これはロシュが新興市場に設立した初の研究開発センターであり、多国籍薬企業が上海で独資で設立した初の研究開発センターでもある。同センターは主に薬物の研究と早期開発に関わっている。2019年にロシュは8億6300万元を追加投資し、研究開発センターを新たなロシュ上海イノベーションセンターにアップグレードした。2021年に投資額約3億元に達したロシュチャイナアクセラレーターが発足したことはロシュが中国で投資拡大し、中国の医療イノベーションの加速的発展を推進し、中国現地の医療イノベーション生態圏の建設へ活力を与える例証となった。2022年に、中国でイノベーションをさらに推進し、研究開発への投資を増大させるため、ロシュ上海イノベーションセンター(RICS)はロシュチャイナイノベーションセンター(CICoR)に正式に格上げされ、新薬研究と早期開発に関する独立した意思決定権を持つようになった。
一新されたロシュチャイナアクセラレーターのビルは浦東新区の張江ハイテクパークに位置しており、敷地面積は5000平方メートルを超え、2023年春に使用を開始する予定。ロシュチャイナアクセラレーターはメンバー企業に資金調達チャンネル、協力機会、研究開発指導など的確な資源を提供し、企業ごとに個別的ニーズに応じて対策案を作成し、科学研究成果の転化を支援する。
CICoRの責任者である沈宏博士は、「近年、中国の医療イノベーションは勢いよく発展し、この活力に満ちた土壌は巨大な潜在力を秘めている。ロシュは中国市場の拡大を続けており、アクセラレーターを通して中国との承諾をさらに実行し、自主的な研究開発から現地のイノベーションインキュベーションに至るまで、中国のイノベーション発展のためにを絶えずに力を出している。今後、ロシュはより多くのスタートアップ企業に活力を与え、科学研究から薬物への成果の転化を加速させ、『中国製造(メイド・イン・チャイナ)』を『中国創造(クリエイト・イン・チャイナ)』にアップグレードさせ、中国の研究開発が全世界の患者へのサービス提供に助力することを期待している」と示した。
登場したロシュチャイナアクセラレーターの11社のメンバー企業は、新たに入った華深智薬と貝普奥(BayOmics)生物の2社及び、前に参加した奕拓医薬(ETERN)、賽嵐医薬(CytosinLab Therapeutics)、科因生物、安鋭生物(Allorion Therapeutics)、斯摩夫生物、剤泰医薬(METiS)、臻絡科学(GYENNO SCIENCE)、達歌生物(Degron Therapeutics)、領星生物(GenomiCare Biotechnology)の9社のメンバー企業を含む。関係者によると、現在、メンバー企業はCICoRと8件の早期研究開発協力を達成し、新たな科学方向と技術プラットフォームを共同で模索していく。
スタートアップ企業の難関突破を支援すると同時に、アクセラレーターはまた張江新型イノベーション生態圏と上海科学技術イノベーションセンターの建設を推進し、中国医療業界の発展潜在力を絶えず掘り出し、世界一流で国際的な影響力を備えた医療産業クラスターの構筑に助力する。上海張江グループはロシュチャイナアクセラレーターの重要なパートナーとして、同アクセラレーターの設立と運営を強力にサポートしてきた。