4月13日、本社がドイツにあるグローバル技術グループのFreudenbergグループはその浦東地域に置くアジア地域企業センターで同グループの世界と中国での新しい発展動向を共有した。

当該会議によると、2022年、Freudenbergグループの売上高は117億ユーロ（約882.6億元）を上回り、前年比17%増加した。このうち、中国地域の売上高は102.2億元に達した。同グループ管理委員会メンバー兼CHO　Esther Maria Loidl氏は、「2022年さまざまな不確実定性が企業のグローバル経営に多くの課題をもたらしたにもかかわらず、強い強靭さをみせ、多元的な製品構造を持つFreudenbergはよい成長性を維持しました。中国がビジネス環境を絶えずに最適化することを前に、我々は依然として長期的な潜在力をもつ中国市場を楽観視しています」と話した。

ここ数年、中国はFreudenbergの第三の市場に成長してきた。ハイテク製造インフラと現地研究開発施設への投資は同グループの中国における長期方針とイノベーション戦略の重要な一部となった。

Freudenbergグループのアジア地域代表Bettina schoen-behanzin氏は「これまで、成熟した産業チェーンと広大な市場規模のおかげで、Freudenbergは中国で大きな成長を遂げてきました。長期的に見れば、我々はより多くの先進的な製品を導入するだけでなく、現地での投資を拡大し続け、パートナーシップを拡大し、より多くの現地の市場環境に向けたソリューションを打ち出します」と示した。関係者にとると、Freudenbergは今年製造業の配置をさらに深化させ、複数の生産ラインを導入し、現地の生産とサービス能力を強化する予定だという。

170年以上の発展の歴史をもつFreudenbergは材料、システム、技術についての経験を多く持っている一方、燃料電池、持続可能な発展などの新興事業分野でも豊富な専門知識や生産能力を積み重ねてきた。

Bettina schoen-behanzin氏は、中国が二酸化炭素排出量ピークアウトとカーボンニュートラルの目標に向かって急ピッチで進み、質の高い発展に対するグリーンエネルギーの重要な役割を再確認する背景に、我がグループもこのトレンドに乗り、電動交通、再生可能エネルギー、スマート製造などの戦略分野に積極的に進出していくと示した。

関係者によると、2019年以降、Freudenbergの研究開発投資総額はすでに20億ユーロ（約150.9億元）を超えており、それに2022年だけで5億8000万ユーロ（約43.8億元）を投資したという。今年、現地の研究開発の実力を引き続き強化することは同グループのコア戦略の一つとなっている。例えば、Freudenberg特殊化工グループに属し、杭州のに位置するSurTec TCCは3月末に正式に稼働開始し、自動車、電子、金具などの業界の日増しに増加する低炭素・環境保護、省エネ・排出削減、及びサプライチェーンの現地化の需要を満たし、同社の中国市場での革新実力を大いに高める見込み。

複数の現地化戦略及びグローバル資源をもとに、Freudenbergは省エネ、電気化、環境にやさしい電力の販売と生産、二酸化炭素排出量控除という多段戦略をもって2045年にクライメイト・ニュートラル企業になることを目指して取り組んでいる。

「二酸化炭素排出量ピークアウトとカーボンニュートラルの目標に向かっている中国市場はイノベーション製品をもとめ、新エネルギー自動車などの分野での発展を配置することを目にすると、Freudenbergグループが重要なチャンスを迎え、中国市場を見逃してはいけないと思っています。私たちは引き続き中国で投資と研究開発に力を入れ、Freudenbergは中国の未来の市場には自信を持っています」とBettina schoen-behanzin氏は言った。