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国家レベルロボット産業拠点を構築、2025年張江ロボットバレー産業規模が700億元に

上海浦東 2023-05-17

現在、世界のロボット産業はアップグレード・モデルチェンジ、飛躍的な発展のウインドウ期を迎える。「上海市総合交通発展『十四五』計画」によると、将来、上海の都心部から60分で近隣都市に到着することができ、主要中枢ステーションから120分で長江デルタの主要都市に到着することができる。上海が長江デルタの「2時間都市圏」を構築することに恵まれ、ロボット産業は資源の相互共有、資本のマッチング、産業チェーンの川上と川下の協力とマッチングなどにおいて新たなチャンスを迎え、ますます多くの新技術、新成果が長江デルタの科学技術イノベーションの土壌に根を下ろし、開花し、実を結んでいる。

張江科学城に位置する張江ロボットバレーは上海の第一陣の特色ある産業パークの一つであり、「スマート製造」ハードコア産業の集中的なキャリアエリアでもある。同パークは張江康橋エリアに位置し、東は申江路から、西はS3まで、南は周鄧公路から、北は秀浦路まで、総敷地面積は約3.9平方キロメートル。産業チェーンを改善し続け、産業生態圏を構築することを通し、張江ロボットバレーは国家レベルのロボット産業拠点を構築するという目標に向かい、引き続き力を入れている。また、当該エリアに入居した企業は浦東に立脚し、産業配置が長江デルタ地域をカバーし、「中国スマート製造」ロボットを世界向けに販売している。

2020年11月4日に浦東ロボット産業質の高い発展発表会で正式に発表されて以来、張江ロボットバレーは3年間の発展を経て、ABB、Fourier Intelligenceなどの優秀なロボット企業が集まり、年間生産額は221億元に達した。浦東に立脚し、長江デルタをカバーし、また全世界に繋がっているのは多くの企業が浦東に進出する重要な原因となる。

張江に根を下ろしたFourier Intelligenceは2人しかない起業チームからスタートし、8年間の発展を経て世界をリードするリハビリロボット技術を研究開発した。同社のリハビリイノベーション製品ディレクター楊志豪氏は「当社のサプライチェーンの3分の1が長江デルタ地域と密接に関連している。そして当社は国産化の革新に専念するだけでなく、世界市場も狙っている」と紹介した。現在、同社はメルボルン、ロンドン、シカゴなどに海外拠点を設立した。

2021年、蘇州に製造拠点を設立したJodell Roboticsは研究開発センターと販売センターを張江ロボットバレーに置いた。同社の共同起業者張偉氏は今後さらに多くのバージョンアップ製品を張江で研究開発され、蘇州で生産され、それに全国、世界市場に販売されると示した。

「ロボットによるロボット生産、ロボットによる薬物開発、ロボットによる部品製造などの生態がすでに張江ロボットバレーで形成されている」と張江ロボットバレープロジェクト責任者である王涛氏は言った。「ハイエンド製造、本部研究開発、エネルギーレベルの高い発展を揃えた生態は長江デルタの他の地域と資源の相互補完関係を形成している。長江デルタ2時間経済圏は企業の配置ニーズにもすぐに応えられるのである。ロボット企業は国際競争に参加し、海外に進出しようとすることを受け、私たちはすでに張江ロボットバレーで複数の機能プラットフォームを構築した。この地域でロボット関連の各機能部分もその川上と川下に繋がることができ、まさにロボット産業の取引市場のようであり、企業と企業の間で適切な融合点を探し出し、融合点を通じてより多くの質の高い技術を作り出すことができる」と同氏は付け加えた。

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関係筋によると、張江ロボットバレーは機能イノベーションプラットフォームを導入し、またロボットバレー品質インフラサービスステーションを設立し、同エリアの専門化したサービス能力を引き上げ、特色ある産業がハイエンド化、クラスター化、ブランド化へ発展することを促進している。

計画によると、『十四五』(第14次五カ年計画)末までに、張江ロボットバレーはロボット産業発展空間を100万平方メートル持ち、産業生産額は700億元に達すると見込まれている。