グローバルイノベーション協力を強化、イノベーションエコロジー「友人の輪」を拡大=浦東張江
上海市浦東新区科学技術と経済委員会が主催し、上海張江ハイテクパーク開発股份有限公司(以下は張江ハイテクと略称)が実施する2023テルアビブ-張江産業協力交流会がこのほど開催された。イスラエルへ赴き、イノベーション交流活動を展開する張江ハイテクは科学技術産業、イノベーションのインキュベーション、エコロジーの構築においてイスラエル企業と互恵・ウィンウィンを実現する。
現場では、イスラエルのBaseCampインキュベーターが「張江ハイテク海外協力パートナー」記念メダルを授与された。双方は双方向のコミュニケーションメカニズムを確立し、イノベーション成果の転化、イノベーションプロジェクトのインキュベーション、産業プロジェクトの投資などにおいて協力を強化し、手を携えて中国とイスラエルの科学技術交流のプラットフォームを構築する。
浦東新区科学技術と経済委員会の徐敏栩副主任は、「浦東は上海の国際科学技術イノベーションセンターを作るコアエリアで、張江科学城は浦東の自主イノベーションの新たな高地を作る重要な先導エリアです。双方がイスラエルの科学技術イノベーションの優位性と浦東地域の開放的で融合するイノベーションエコロジーの中で幅広い協力のチャンスを見出し、共によりすばらしい未来を切り開くことを期待しています」と話した。
イベントでは、イスラエルの一部の中国が投資する機関、法律事務所などのイノベーション仲介機関と張江ハイテクチームがイノベーションエコロジーの中で中国とイスラエルが協力する可能性、イスラエル企業の実際の需要、投資融資の意向などについて交流を行った。3社のイスラエル企業はロードショーの形でそれぞれの技術のハイライトと協力の優位性を示し、同イベントに参加する中国企業から高く評価された。
「イノベーションの国」と呼ばれるイスラエルは、豊かなハイテク産業の底力を持ち、その発展スピードに注目が集まっている。その特色あるイノベーション理念はイノベーションエコロジーモデルの構築のために基礎を築いた。一方、上海科学技術イノベーションセンターを作るコアキャリアエリアである張江科学城は中国で最も完備した集積回路とバイオ医薬産業チェーンを有しており、世界レベルの科学技術インフラ、一流の研究型大学と科学研究機関、多国籍企業のグローバル研究開発センターの集積地である。
関係筋によると、たくさんの業界をリードするイスラエルの科学技術企業は浦東、そして張江の企業・機関とパートナーシップを持っているが、優秀なイスラエルの科学技術企業が浦東、張江でのさらなる発展を積極的に図っているという。
テルアビブ中国文化センターの石岳文主任は、「中国とイスラエルの文化交流は歴史が長いです。今回の交流がテルアビブと張江のハイテク産業を深く結び付け、両国の科学技術の発展につながることを期待しています」と述べた。