7月28日から31日まで、中国最大のゲーム見本市「ChinaJoy（チャイナジョイ）2023」が上海新国際博覧センターで開幕した。多くの漫画ファンやプレイヤーが集まり、夏のデジタルエンターテインメントの饗宴を作り上げた。

今回の展示会は「二十年共に歩み、より素晴らしい未来へ」をテーマにし、新しくグレードアップした。メタバース、5G、クラウドゲーム、AI、VR/AR/XRといったエンターテインメントコンテンツや製品が集中的に展示され、テクノロジー変革時代のデジタルエンターテインメント産業の活力を示した。

国内外の有名企業が一堂に集まり

関係筋によると、ChinaJoy2023のBTOC展示エリアは9つのパビリオンをカバーし、展示面積は10万平方メートルを超え、国内外から200余りのデジタルエンターテインメント企業が出展した。騰訊遊戯（テンセント　ゲーム）、網易遊戯（ネットイース ゲーム）、MiHOYO（ミホヨ）、盛趣遊戯、完美世界遊戯、巨人ネット、中国移動咪咕、西山居、ビリビリ（bilibili）、詩悦ネットなどの国内企業とクアルコム、ソニー、バンダイナムコゲームス、DeNAなどの世界的に有名な国際企業が出展し、テクノロジーや製品の展示を通じて、デジタルエンターテインメントのファンに最新製品を知ってもらい、ゼロ距離で体験してもらった。

人工知能発展の新たなチャンスを掴み

ゲーム産業は新たな時代に入り、人工知能、メタバースなどはChinaJoy2023のキーワードとなった。

今回、中国移動咪咕はクラウドネイティブゲーム、メタバースビットスペース、5G+オールスポーツ、シーンビジネスという4つのテーマエリアを作り、ユーザーがビットスペースで遊んだり、競技したり、面白いクラウドゲームを存分に楽しんだり、メタバースの最先端テクノロジーを体験したりすることができた。

また、CMGE、行者AI、4utechなどの出展企業も現場でAI分野の最新製品や技術応用を展示し、人工知能とゲーム産業の融合がもたらした無限の可能性を示した。

ChinaJoy 2023のBTOB展示エリアでは、デジタルテクノロジーイノベーションテーマ展示エリアが新たに増設され、世界のデジタルエンターテインメント分野の人工知能、5G、ウェブ3.0、メタバース、デジタルマン、ブロックチェーン技術及び応用類製品の展示とビジネス交流をカバーした。

「ゲーム＋」の可能性を探索

VRゴーグルを装着し、没入式のシーンで「先生」と対面して交流する。盛趣遊戯が現場で「GAME+実験室」から生まれた、子供の自閉症リハビリに向けた「デジタル療法」製品である「AIスターリバー」を展示した。

今年、第1回「ゲームによる活性化」展がChinaJoy2023の BTOC展示エリアに登場し、ゲーム業界と文化伝承、社会公益などの革新的融合を促進し、ゲーム業界の「垣根を超えた融合」に力を入れる。

「2023年1-6月中国ゲーム産業報告書」によると、中国のゲームユーザー数は前年同期比0.35%増の6億6800万人で、過去最高を記録し、増加傾向にあるという。今後、より多くの「ゲーム+医療」「ゲーム+フロンティアテクノロジー」「ゲーム+伝統文化」がデジタル経済の発展に力強い活力を注ぎ入れる見込み。