先日、ZEISSは浦東で「未来啓発探索者A Heart for Science」イベントを開催した。当該イベントは177年にわたる同社の科学技術革新の歴史を振り返り、医療、マイクロイメージングと科学研究、工業品質、消費財、半導体などの分野における光学技術の応用を展示することにより、若い世代が科学研究へ興味を持つよう啓発し、革新的な精神で未来を模索するよう励ます。

現場でZEISS中国は浦東新区ポスドク革新実践拠点へ入居し、より強力な科学研究と人材インキュベーションプラットフォームを構築することが発表された。これはZEISSがハイレベルの人材の発展と育成を支援する重要な措置であり、ZEISSと浦東新区が産学研協力において新たな１ページを開き、より広い分野、より深いレベルの協力に進むことを示している。

ZEISS中国地域本部は上海自由貿易試験区にあり、販売サービス本部、応用サービス及びトレーニングセンター、ZEISS工業測定部生産工場及びZEISSグループのドイツ以外の初の企業レベルの革新研究開発センターを設けている。また、中国市場全体に向けた中央物流及び倉庫機能も備えており、中国本土の研究開発と生産を全面的にサポートし、協力分野を積極的に開拓し、中国市場を深耕している。2021年以来、中国市場はZEISSが世界最大の単一市場となるとともに、最も革新的で活力があり、最も急速に成長している市場の一つとなっている。

ZEISS中国顕微鏡部総責任者の張育薪博士は「中国本土の科学研究機関の発展と人材育成を支援することは我々が長期的に投入している分野です。今後、我々は各界のパートナーと協力して優位性を補完し合い、『科学創造・融合』の方式で、中国の自主的革新にエネルギーを与え、中国の力が急速に世界の科学研究圏に溶け込むことに助力していきます」と示した。

今回の「未来啓発探索者A Heart for Science」イベント会場は上海市浦東新区のZEISS中国地域本部に設けられた。光学科学技術の発展と応用を手がかりに、同イベントは探索の旅を「はっきりした視界を探索」「東方文明の跡を探る」「測定可能の万物を開拓」「科学技術の大爆発に立ち会い」という4つのテーマに分けた。

科学教育をもって革新を啓発し、社会のために価値を創出することはZEISSの100年来の伝統である。ZEISS中国地域総裁兼最高経営責任者Maximilian Foerst氏は、「持続可能な発展はZEISSグループの戦略の一部であり、我々は気候保護、循環経済、社会価値などにおいて長期的な行動を取ります。未来に向け、若い世代の革新力と科学的探求精神が人類の発展をリードしていき、そしてZEISSの科学教育、イノベーション分野での蓄積は、より多くの中国の青少年が科学技術の夢に火をつけるのを助け、科学研究人材がより良い発展ができるのを助けることができると信じています」と話した。