世界的に有名な酒造グループディアジオ上海R&Dセンターが浦東に入居
世界的に有名な酒造グループのディアジオ(Diageo)上海研究開発センターがこのほど、浦東新区の金橋で正式にオープンした。これは上海で設立された最初の、そして現在唯一の国際酒造グループの研究開発センターである。
「中国はディアジオの世界三大重要戦略市場の一つです。上海研究開発センターの発足はディアジオが中国での投資と発展の道でまた重要な一歩を踏み出したことを示しています」と同社中国地域董事総経理程展鵬(Atul Chhaparwal)氏は示した。「上海研究開発センターは現地消費者ニーズへの洞察に立脚し、製品革新と持続可能な包装ソリューションの開発を加速させ、現地の人材育成を支援し、中国西洋酒業界の持続可能な発展をさらに促進します。今後、われわれは持続的な投資を通じて、中国での事業戦略を拡大し、引き続き中国、ひいてはアジア太平洋市場にハイクオリティな製品とサービスを提供していきます」と同氏は付け加えた。
ディアジオ上海研究開発センターは最先端の科学研究力を集結する上に、現地の革新的なインスピレーションを融合し、消費者のニーズを洞察し、中国、アジア、ひいては全世界の消費者に、より多元化とハイエンド化した製品をもたらすことに力を尽くす。
先進的な研究開発設備を持ち、液体研究開発実験室、感覚実験室、包装革新実験室、商業化実験室及び商業化包装実験室などを設立した当該研究開発センターは化学分析、酒の研究開発、感覚分析、包装テストと商業化などの能力を備えている。多元の背景、専門能力が優れる現地人材チームに依拠し、同センターは「穀物からワイングラスまで」の全産業チェーンの持続可能な発展の促進に力を入れ、ディアジオの消費者ニーズ洞察から製品商業化までの革新的な競争力を実現している。
世界的に有名な多国籍酒造グループのディアジオは、製品ラインが全面的にカバーし、全世界で200以上の優れる酒のブランドを持ち、販売網は全世界の180余りの国や地域に広がっている。2002年に中国に進出した。長年の発展を経て、上海市はすでに同グループの中国地域の本部となっている。
関係者によると、今回上海研究開発センターがスムーズに浦東新区に入居できたのは、運営、研究開発センターの承認などの面で、現地の関係部門、各委弁局(委員会・弁公室・事務局など)の絶大な支持を得たからだ。今後も輸入税減免などの関連政策から恵まれ、更なる発展を遂げると見通されている。外資酒造業界で最初に上海市に進出する研究開発センターのディアジオはこのチャンスをしっかりとつかみ、ハイエンド製品の研究開発を強化して、中国の消費者のニーズを満たしていく。