世界化学工業トップ50社入りのユミコアが外高橋保税区で中国初のR&Dセンターを設立
10月24日に、外高橋で行われたユミコア(Umicore)研究開発センタープロジェクトの調印式は浦東新区の外高橋で開催された。ベルギーからはるばると訪れたユミコアグループのGeert Olbrechts 首席技術官(CTO)が大きな期待を寄せた。「外高橋保税区関連職能機関の専門的、規範的、開放的、効率的なイメージは私たちに未来の発展に対し、更に自信を持たせます。世界トップの循環材料テクノロジー企業として、ユミコアは浦東新区外高橋により多くの革新的なビジネスを導入していきます」
世界化学工業トップ50社にランクインしたユミコアは1996年に外高橋保税区で同社の中国で最初に投資する会社の一つであるユミコア金属国際貿易(上海)有限公司を設立した。今回、再び外高橋を見据え、中国初、世界で4番目の研究開発センターを設立した。これは今年保税地域が展開したグローバル企業誘致活動のおかげで、多国籍企業が中国の対外開放政策と中国(上海)自由貿易試験区保税地域の優れる投資環境とビジネス環境を十分に認めていることを示している。
今回契約したユミコア研究開発センタープロジェクトの投資総額は約1500万ユーロで、建築面積は約3600平方メートル。今後、当センターは研究開発、テストなどの活動を展開し、ユミコアの各事業部が中国のパートナーとより密接な関係を確立するのに役立つ。
Geert Olbrechts氏は、「これまで中国で触媒と電池材料に関する研究開発活動を数多く展開してきた。これから、この新しい研究開発センターで新たなプロジェクトを立ち上げます。これらのプロジェクトはユミコアの未来に向けた革新路線図の重要な部分となります」と紹介した。
今年に入り、保税地域は外資企業のエネルギーレベルの向上、規模の拡大を後押しし、企業が地域に根を下ろす決意は強まった。今年の1-9月期、保税地域で新設された外資企業が102社で、また110社の既存外資企業が増資をした。地域内の企業の共同努力のもとで、保税地域の輸出入総額は速い成長を実現した。1-9月期、保税地域の輸出入総額は8712億6000万元に達し、全市の27.5%を占め、前年同期比10.0%増加し、成長率は全市平均より7.3ポイント上回り、全市の対外貿易の安定的な成長に積極的な役割を果たした。
今後、保税地域は今回のプロジェクトの導入を契機に、一流の市場志向、法律的、国際的なビジネス環境をさらに整え、多国籍企業との交流を引き続き強化し、情報交換と政策紹介を増進し、より多くの貿易投資チャンスを作り出し、世界各地の企業が保税地域でより速く、より良く発展することに助力する。