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中国での協力と研究開発を速め=武田製薬

2024-04-12

このほど、武田アジア太平洋研究開発センターが主催する「2024武田研究開発中国イノベーションフォーラム」が浦東で開催された。

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中国革新の世界システムへの融合を促進

持続的な投資と新たなパートナーシップの構築を通じ、武田は同社の世界臨床試験における中国の参与の促進に取り組んでいる。

2022年6月、武田製薬は武田アジア太平洋本部が正式に上海浦東に入居することを発表した。これは同社の研究開発の歴史の中でマイルストーン的な意義を持つ。武田アジア太平洋研究開発は「中国スピード」で世界革新の足を速め、より多くの患者に恩恵を与えている。

「これまでの発展からは中国現地の研究開発能力と大きな潜在力を垣間見ることができました。私たちは全力を尽くしてより多くの機会を作って必要な条件を整え、中国革新がより良くグローバル価値を実現するように推進していきます」と武田グローバル研究開発副総裁、武田アジア太平洋研究開発責任者の王璘氏は述べた。

中国の医薬品市場は革新がけん引する業界変革を経験しており、バイオ医薬品は上海が国を代表してグローバル協力競争に参加する三つの先導産業の一つである。「上海市バイオ医薬産業発展『第14次5カ年計画』」は2025年までに上海は世界レベルのバイオ医薬産業クラスターのコア拠点を作り上げ、産業規模は1兆元を超えることを明らかにした。

中国革新生態圏を共同で構築

同時に、世界の薬物革新に貢献するために、武田製薬は協力のプラットフォームを積極的に作り、各方面のパートナーと共同で中国の革新生態圏を構築している。

武田首席科学者、首席研究責任者のChris Arendt氏は「対外協力はずっと私たちの研究開発戦略の核心であり、中国は頗る速いスピードで革新を推し進めており、そしてブレークスルーに挑む勇気をも持ち、『中国スピード』の力で世界薬物革新を共に推進していくことを期待しています」と話した。

世界薬物革新の重要なエンジンである中国は武田のグローバル発展にも新たな原動力を注入した。これを背景にして、武田アジア太平洋研究開発センターは今回のフォーラムを通じ、中国現地の経験と世界薬物開発戦略の結びつけをさらに推進し、「中国スピード」による世界薬物革新へのエンパワーメントを後押しすることを図っている。

同日、多くの専門家と業界内の大物が同フォーラムに出席した。

関係筋によると、武田アジア太平洋研究開発センターは武田グローバル研究開発の三つの重要地域センターの1つになっており、世界の革新的で最も潜在力を持つファースト・イン・クラス、ベスト・イン・クラスの薬物を最速のスピードで中国及びアジア太平洋地域の患者に届けている。