今年浦東国際空港出入国検査場で入国した旅客数がすでに2000万人を上回り 昨年年間総数を超え
上海空港出入国検査所の統計データによると、今年8月29日11時までに、同検査所が浦東国際空港で検査を行った出入国した旅客者数は2000万人を超え、昨年同期の2倍に達し、昨年の年間総数を上回り、全国の空港で1位の座を守ったという。
(撮影・黄波、石明明)
「迅速な出入国、大勢の出入国」の状態に対応するために、上海出入国検査所は業務パターンを科学的に改善し、検査場での通関保障を強化し続け、出入国する旅客のために安全で円滑な通関環境を作り出すことに取り組んでいる。
昨年以来、中国はビザ免除措置を次々と打ち出し、再開し、フランス、ドイツ、オーストラリアなど15カ国に対して一方的ビザ免除政策を試験的に実施し、タイ、シンガポール、マレーシアなど数十カ国とビザ相互免除措置を取り、また144時間トランジットビザ免除政策の適用範囲を37の出入国検査所、54カ国までに増やした。外国人の訪中を便利にする一連の措置は外国人のインバウンド旅行のブームにつながる。
国際観光客に最も人気のある都市の1つとして、上海は中国のインバウンド観光の「ファースト・スポット」を作っている。浦東国際空港を例にすると、上海空港出入国検査所の統計によると、今年に入って、この検査場で入国した外国人は延べ225万人に達して、全国の出入国検査場で第1位になった。上海を訪れる外国人は主に旅行、親戚訪問、ビジネスを目的とし、全体の50%を超えている。このうち、ビザなしで入国した外国人は延べ60万人で、昨年同期のおよそ9倍となった。また、今年に入って上海空港出入国検査所はすでに16万人の条件を満たす外国人旅行者に24/144時間トランジットビザ免除の臨時入国許可を発給し、95万人の外国人旅客を対象に24時間トランジットに対する出入国手続免除という便利サービスを提供し、上海国際輸送ハブの機能向上に貢献した。
「上海訪問の外国人が引き続き増加する状況に積極的に対応するため、我々は『機内で記入し、オンラインで申込』外国人入国カード申告モデルの実施、トランジット旅客の事前審査、入国旅客とトランジット旅客の同カウンターでの対応などの通関利便化措置を推進し、旅客の通関時間を最大限に削減しました。また、外国語が得意な警察官ボランティアを検査現場に派遣し、24時間対応することで出入国する旅客に多言語通訳、政策相談、心温まるサポートなどのボランティアサービスを提供し、外国人の訪中の利便性を確実に向上させました」と上海空港出入国検査所検査処の呉培青副処長は言った。
便利な出入国政策と国際線の運航再開・増便に恵まれ、浦東空港の国際線の便数と旅客数も引き続き増加している。現在、出入国の旅客便は1日あたり520便に増加した。上海空港出入国検査所の統計によると、今年に入って、ここの検査場を経由して出入国した中国大陸部の住民は延べ1400万人を超え、同検査場の出入国者総数の70%を占めている。特に夏期旅客輸送シーズンには、親子旅行や夏期修学旅行などの団体旅行が海外旅行の目玉になった。旅行先を見ると、中国香港、中国マカオ、日本、韓国、東南アジアなどの国と地域が人気で、イギリス、フランスなどのヨーロッパ諸国への中長距離旅行も人気を集めていた。