【浦東開発・開放35周年】富士フイルム:浦東と共に、新たなチャンスを模索
富士フイルムグループは、フィルム会社としての創業を出発点に、多角化したグローバル企業へと着実に成長させてきた。富士フイルム(中国)は同グループが中国地域に設置した地域統括会社であり、上海市が最初に認定した多国籍企業の地域本部の一つでもある。20年以上にわたり浦東に根ざした同社は、浦東新区がサービス型政府の構築を一層深化させる決意と、より優れたビジネス環境を整えるための弛まぬ努力を強く実感している。
上海の中心部(写真・VCG)
昨年6月、富士フイルム(中国)は陸家嘴金融城の初の財資センターの一つに選定され、地域本部の機能発揮、資金運営と関連政策保障などの面で多くの支援を受けた。
富士フイルムの中国現地法人向け資金プールは2019年12月に設立され、当初は6社のメンバー企業のみが参加していたが、現在ではほぼ全ての中国現地法人が対象となっている。中国現地法人向け資金プールが構築されていれば、資金残高の調達をより合理的に実現することができる。
「我々が成し遂げた成果は、浦東新区の優れたビジネス環境と政策支援のおかげだ。長年にわたり、浦東新区は本部経済を積極的に支援してきた。中国初の本部企業向けの統合サービスモデルを創設し、政府と社会の資源を統合することで、本部企業に統合的かつ的確なサービスを提供している。同時に、企業の発展における政策ニーズとフィードバックに応じて、浦東の関連部門は踏み込んだ調査を行い、企業の要望を聞き、ビジネス拡大のために良策を共に模索してきた」と、富士フイルム(中国)投資有限公司の財務部長兼総経理室長の姚佳鋒氏は述べた。
昨年、富士フイルムグループは創立90周年を機に、「地球上の笑顔の回数を増やしていく。」という新しいパーパスを制定した。中国において、富士フイルムは技術、製品およびサービスのイノベーションを通じて、医療、環境保全、スマート製造などの分野にソリューションを提供していく。
「浦東は社会主義現代化建設先導区として、さらに高水準の開放でグローバル協力をリードする。富士フイルム(中国)は浦東と同調し、最先端技術の配置や産業アップグレードに継続的に力を入れ、新たなチャンスを共に模索していきたい」と、姚佳鋒氏は述べた。
出典:WeChat公式アカウント「浦東発布」