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上海シリコンフォトニクス未来産業集積区は浦東で建設開始

上海浦東 2025-07-04

2025上海シリコンフォトニクス未来産業イノベーション発展推進会は6月28日、浦東張江で開催された。科学技術、産業、金融分野の権威ある専門家や代表者が一堂に集まり、シリコンフォトニクス分野における先端技術の革新と未来産業の発展について話し合い、イノベーションエコシステムの構築を推進し、シリコンフォトニクス技術と産業イノベーション拠点の形成を目指した。

会場では、浦東新区における上海シリコンフォトニクス未来産業集積区「光啓天地」の建設が正式に開始され、8社の企業代表が張江ハイテクと契約を締結した。

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2025上海シリコンフォトニクス未来産業イノベーション発展推進会(写真・WeChat公式アカウント「浦東発布」)

また、上海未来産業基金は8つの優良市場化ファンドと共同でシリコンフォトニクス未来産業ファンドマトリクスを発表し、シリコンフォトニクス概念実証プラットフォームの構築も開始された。さらに、「張江カップ・シリコンフォトニクスイノベーション起業大会」も正式にスタートした。

現場では、中科創星の米磊氏、上海交通大学の鄒衛文氏らがそれぞれ「フォトニックチップがけん引するAI革命」「光コンピューティングの技術的優位性と産業の発展」といったテーマをめぐって講演を行った。円卓対話セッションでは、金融界と産業界の代表が「シリコンフォトニクス業界の発展トレンドと起業のチャンス」について活発な議論を交わした。

上海市は、シリコンフォトニクス分野において、設計企業の集積、高度な製造プラットフォーム、強力な研究開発力などの基盤的な優位性を備えており、今回の「光啓天地」建設開始は、産業イノベーションのエコシステムを育成し、特色ある産業集積を形成するための重要な施策となる。

今後、「光啓天地」は、張江のシリコンフォトニクス先端製造プラットフォームとしての優位性と、集積回路分野におけるエコシステムの集積効果を活用し、シリコンフォトニクスの設計、製造、パッケージング・テスト企業や関連プラットフォームのさらなる集積を図る。また、質の高い政策支援とサービス提供を強化し、科学技術イノベーションと産業イノベーションの深い融合を促進し、高速光通信やAIコンピューティング集積などの分野でのシリコンフォトニクス技術の大規模応用を加速させ、モデル企業を育成し、象徴的な成果を創出し、上海の集積回路産業に新たな質の高い成長点をもたらすことに取り組んでいく。

出典:WeChat公式アカウント「浦東発布」