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多くの企業が投資を持続的に拡大 陸家嘴が世界最高の投資先へ

上海浦東 2025-09-17

2005年に陸家嘴に拠点を構えて以来、本社がフランスにあるダッソーシステムズは中国市場に深く根を下ろし、この20年間で事業は22倍以上に成長、顧客数は6万社を突破した。先日、同社にとって世界で5番目、中国初となるオープンイノベーションラボである3DEXPERIENCEラボが陸家嘴で正式に稼働を開始した。

ダッソーシステムズの動きは、陸家嘴が世界最高の投資先へと歩みを進める縮図でもある。陸家嘴管理局の最新データによると、今年1~7月の間に新たに契約された外資プロジェクトは156件に上り、そのうち新規設立プロジェクトは88件で前年同期比18.92%増。契約外資額は9億2300万ドルで、前年同期比14.37%増、実際に導入した外資は6億3300万ドルで44.18%増に達した。

面積31.78平方キロメートルの陸家嘴金融城は、市全体のわずか0.5%、区全体の2.6%の面積に過ぎないが、市経済の約14%、区経済の約40%を生み出している。陸家嘴管理局によると、外資企業数は全体の7分の1にとどまるものの、税収と財源では全体の約半分を占めている。また、一定規模以上の外資企業の24%が陸家嘴に集中しており、これらが陸家嘴総収入の44%を生み出し、貢献度は市の平均水準や国内の他のCBDを上回っている。

世界中の企業がなぜ陸家嘴を選び、投資するのか。その理由は、中国で最も整った市場システム、開放的なイノベーション環境、利便性の高いビジネス環境、専門的な行政サービスが揃っており、グローバル企業が海外投資や事業展開、資源統合を行うための最適な発展プラットフォームを提供している点にある。

近年、浦東牽引区建設、自由貿易区における制度型開放、総合改革試点といった国家戦略の相乗効果により、陸家嘴金融城は金融をはじめとする現代サービス業の開放拡大で一連の「全国初」を実現してきた。全国初の外資独資の公募基金、初の外資独資証券会社、初の中外合資銀行系資産運用会社、さらには中東地域初の外国特許代理機関など、象徴的なプロジェクトが次々と陸家嘴で誕生し、国際トップクラスの金融都市、そして世界最高の投資先としての地位を高めている。

今後、陸家嘴金融城はより国際化・市場化・法治化されたビジネス環境を整備し、外資系対外貿易企業が中国で発展するために、さらに質の高いサービスを提供していく。