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多国籍企業が現地化イノベーションを加速、中国の発展機会を共有

上海浦東 2025-09-30

このほど開催された第25回中国国際工業博覧会(以下「工博会」)において、ABBロボティクスはグローバルプレミアムとなる「OmniCore™ EyeMotion」視覚システムを発表し、ロボットの自律性と多機能性を大幅に向上させた。シュナイダーエレクトリックは「すばらしい未来産業」をテーマに、産業のデジタル化・スマート化とグリーン化を加速させる同社の革新的な取り組みを幅広く紹介した。

「中国で中国のため」から「中国で世界のため」、今回の工博会では、ますます多くの浦東の多国籍企業が現地化した革新製品を発表し、これらの「中国創品(イノベーション製品)」は研究開発から生産までを中国で完結させている。強靭な中国のサプライチェーンを高く評価する多国籍企業は、中国での投資も加速させ、中国の発展機会を共有している。

中国で研究開発から生産、販売、アフターサービスまで、全バリューチェーンの本土化を実現した初の多国籍ロボット企業であるABBロボティクスは、工博会で一連の「未来志向」の最新ロボット技術を披露した。現在、同社の中国市場向けのABBロボットの90%以上が国内で生産されており、今年発表された新製品もすべて浦東の「上海スーパーファクトリー」で製造されている。同ファクトリーでは人工知能を活用した新たなパラダイムを導入し、さらなる革新的な応用製品の創出を目指している。

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(写真・WeChat公式アカウント「浦東発布」)

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(写真・WeChat公式アカウント「浦東発布」)

一方、シュナイダーエレクトリックは7つのテーマ別展示エリアを通じ、石油採掘・精製、精密化学・新材料、消費財製造、包装・物流、水処理・環境保護、ごみ/余熱発電、公共施設・建築といった産業バリューチェーンの重要分野における革新的な実践を紹介した。

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(写真・WeChat公式アカウント「浦東発布」)

中国はシュナイダーエレクトリックの世界4大研究開発拠点の一つであり、中国国内には2200人以上の研究開発チームを擁し、毎年投資を拡大している。2019年以来、同社の中国における投資は年平均18%以上の成長率を維持し、今年は浦東に「EcoFit™低圧配電中国イノベーションセンター」を開設した。同拠点の設立は、同社の適応改造サービス能力の大幅な向上を示すだけでなく、技術革新とサービス能力の強化を通じて、産業のデジタル化・知能化・グリーン化への転換を加速させている。

新製品の発表から研究開発拠点の設立に至るまで、ABBやシュナイダーエレクトリックといった多国籍大手は「中国スピード」で「グローバルスタンダード」を定義する。浦東による「強磁場」効果がさらに拡大するにつれ、ここからより多くの「中国創品」が世界へと届けられ、グローバル産業に知的エネルギーを注入し、世界が中国の高品質な発展の無限の機会を共有することになるだろう。

出典:WeChat公式アカウント「浦東発布」