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輸入博カウントダウン!浦東の多国籍企業が初披露・初展示品を「ネタバレ」

上海浦東 2025-10-16

第8回中国国際輸入博覧会の開幕が間近に迫る中、浦東の多国籍企業の出展者たちが、今年の出展計画や初披露・初展示の製品について「ネタバレ」を行った。

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(写真・WeChat公式アカウント「浦東発布」)

注目すべきは、近年、多くの多国籍企業が浦東での投資を加速しており、特に「現地イノベーション」への取り組みを強化し、浦東に次々とイノベーションセンターを設立し、「中国で、世界のために」を掲げた現地革新製品が続々と生まれている点である。

ハンケルは、今回の輸入博で出展規模をさらに拡大し、技術装備展示エリアに150平方メートルの特設ブースを設け、「生活力・技術力・持続可能力・ブランド力」という4つのセクションをめぐり、接着剤技術と消費者向けブランドの両事業におけるイノベーション成果を体系的に紹介し、世界をリードする持続可能な革新技術と製品を全方位的に展示する予定だ。

今年9月に、投資総額約5億元のハンケル接着剤技術上海イノベーション・体験センターが浦東張江で竣工・稼働を開始した。同施設は、ハンケルの世界第2位の規模を誇る接着技術イノベーションセンターであり、現地研究開発・イノベーション能力をさらに高め、顧客との協働を深化させることで、ハンケルの中国およびアジア太平洋地域における長期的な成長を後押しする狙いだ。ハンケルは、今後も輸入博を重要な架け橋と位置づけ、中国市場への投資を継続的に拡大し、中国経済と「共に歩む」姿勢を示している。

同じく浦東にグローバル研究開発センターを構えるルイス・ドレフュスも、第8回輸入博で多数の新製品を初披露する予定である。中でも注目の動物栄養分野の新製品は、ルイス・ドレフュス上海研究開発センターが現地開発したもので、中国国内の油糧種子加工能力を活かし、研究成果の産業化を実現し、「中国で、中国のために」を実現する製品となっている。

2024年、立邦は第7回輸入博に初めて出展し、博覧会がもたらす大きなビジネスチャンスと波及効果を実感した。今年も再び出展する同社は、展示ブース面積・出品規模をともに拡大する。低空経済、新たな質の生産力、自動車製造、理想的な住まい、持続可能な発展という5大テーマを掲げ、世界初披露1点、中国初展示2点を含む革新的な製品とソリューションを発表するほか、未来向けの一連のシナリオ型ソリューションも提案する。

昨年には、浦東で立邦中国本社並びに新型建材パッケージング基地プロジェクトが正式に着工された。完成後は、中国本社が中国およびアジア太平洋地域の管理機能を強化し、建設中のアジア太平洋研究開発イノベーションセンターとともに強力な本社機能を発揮し、中国全体の事業運営を統括し、アジア太平洋全域をカバーする高レベルな地域本社の形成を目指している。

7年連続で輸入博に出展した資生堂は、今年も再登場する。今回は、資生堂やクレ・ド・ポー ボーテなどの主要ブランドは揃って新製品を披露し、スキンケア、メイクアップ、フレグランス、日焼け止めなど幅広い分野で50点を超える初披露・初登場製品を発表する予定だ。

数々の新製品は、人々の豊かな生活への憧れを象徴するとともに、開放とイノベーションの「歩み寄り」を物語っている。浦東の多国籍企業は、かつてない規模と革新のラインナップで今回の盛会に参加し、中国市場への長期的なコミットメントを鮮明に示している。