第35回上海市市長国際企業家諮問会議が10月15日に開催された。上海市委員会書記陳吉寧氏、上海市委員会副書記、市長龔正氏は世界12カ国からのトップの国際企業家30人と上海で会い、「変局とニューチャンス:より活力のある強靭な国際都市を建設」を中心に、国際企業家たちの知見と事例の共有に耳を傾け、上海と国際企業の協力の深化を促進し、発展を共に図った。

陳吉寧氏は挨拶の中で、上海市委員会、市政府を代表し、同会議に参加した企業家が上海の発展に関心と支持を寄せたことに対し、感謝の意を表した。彼は「私たちは都市精神を大いに発揚し、都市の品格を絶えずに示し、上海を人々の憧れの都市、未来の都市にするために努力します」と述べた。「『変局とニューチャンス:より活力のある強靭な国際都市を建設』をテーマにする今回の会議は、私たちがチャンスをつかみ、挑戦に対応し、イニシアチブを勝ち取り、危機の中で新たなチャンスを生み出し、変局の中で新たな局面を打ち出す上に非常に重要な意義を持っています。皆様の世界経済に対する直接の感想、世界変革に対する深い悟りを聞き、上海の質の高い発展と現代化建設のために知恵を貢献することを期待しております。そして第6回輸入博へ積極的に参加することを歓迎します」と同氏は言った。

龔正氏は基調報告をした。同氏は「上海は世界と深くつながる国際都市であり、中国の改革開放の先頭を走っており、現在世界的な影響力を持つ社会主義現代化国際都市の建設を加速させています。今回、上海を訪れた皆様は、上海をよりはっきりと理解することができ、この国際都市の活力と強靭さを実感することができると思います」と話した。「今回の諮問会議のテーマは、上海の発展の切実な要求に合致しています。企業家の皆様の鋭い洞察に感謝します。我々は各方面の知恵を十分に吸収し、都市の活力と強靭さを持続的に強化していきます。諮問会議のメンバーとゲストから頂いた知見は、我々の視野を広げ、考えを広げるのに役立つと信じています。また、より多くの国際企業が上海に来て投資し、発展し、時代のチャンスを共有し、すばらしい未来を共に作り出すことを心から歓迎します」と同氏は付け加えた。

同会議で「上海市市長国際企業家諮問会議35周年ビジョン」が発表された。特別テーマ発表とディスカッションでは、国際企業家たちは会議のテーマと特別テーマをめぐり、自分の見方と事例を共有し、上海市の指導者と深く交流した。

国際企業家たちは「当面、世界はより多くの挑戦と不確実性に直面しており、世界のイノベーションの構図と経済構造の再構築が加速しているため、対面交流、建設的な対話を通じ、手を携えて発展のボトルネックを打破し、挑戦に共同で対応し、変局の中で新たなチャンスを見つける必要があります。グローバル都市の上海は、ハイレベルな開放を持続的に推進し、制度革新のパイロットを作っており、これは国際企業を引き寄せる要因です。上海の科学技術イノベーションへの関心は、科学技術革命と産業革命の新たなチャンスをつかむのに役立つでしょう。上海市が産業エコロジーとビジネス環境を最適化し続け、都市の活力と発展の潜在力を持続的に引き出し、都市の競争力と吸引力を改善・向上させることを希望します。ここ数十年、国際企業と上海は手を携えて深い友情を結びました。今回上海に来て、様々な角度から上海の経済社会の活力と都市の魅力を感じました。国際企業家は上海の未来発展に自信を持っています。諮問会議という開放協力のプラットフォームを借りて、上海との協力をさらに深化させ、未来発展の新しい1ページを共に切り開いていきたいと思います」と示した。