ホーム>浦東情報

浦東への投資を拡大 ベーリンガーインゲルハイムが中国戦略をアップグレード

上海浦東 2026-09-04

ドイツの大手製薬会社「ベーリンガーインゲルハイム」はこのほど、中国における事業展開の強化を発表し、ヒト用医薬品および動物福祉分野における研究開発、生産、商業化への投資を引き続き拡大する方針を明らかにした。中国でのイノベーション・エコシステムへの取り組みをさらに深化させ、中国の研究開発力や臨床研究の強みをより早い段階から同社のグローバルな新薬開発で活かし、中国および世界の患者や顧客により多くの革新的な成果を届けることを目指す。

勃林格殷格翰.jpg

(写真提供・ベーリンガーインゲルハイム)

ベーリンガーインゲルハイム大中華圏の社長兼CEOを務めるイオアニス・サポウンヅィス(Ioannis Sapountzis)博士は、「中国は、世界の医薬品イノベーション・エコシステムにおいて、ますます重要なイノベーション拠点となっています。中国への投資をさらに強化することは、中国市場に対する長期的なコミットメントを示すものであると同時に、当社のグローバル・イノベーション戦略への重要な支援でもあります。中国の研究開発力、臨床現場で得られる知見、そして産業エコシステムを結集し、中国発のイノベーションを世界の研究開発により深く融合させることで、患者さんの健康改善に取り組むソリューションの実装を加速します」と述べた。

今回の戦略強化の重要な取り組みの一つとして、同社は上海・張江に新たな研究開発センターを設立する計画だ。これにより、中国における外部連携・オープンイノベーションや早期臨床開発体制を強化するとともに、中国のバイオテクノロジー分野における協力を一層深化させ、画期的な治療法の発見と開発を加速させる。

同研究開発センターは、中国の質・効率両方ともに高い臨床研究基盤、多様な患者集団、そして活力あるイノベーション・エコシステムを生かし、アンメット・メディカル・ニーズ(未充足な医療ニーズ)が高い疾患の早期臨床エビデンスやPoC(概念実証)データの創出を加速させる。これにより、有望な開発候補品を後期開発段階へ進めるための重要な意思決定を支援していく。

出典:上観新聞