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第48回技能五輪国際大会、上海で開幕

japanese.shanghai.gov.cn 2026-09-23

9月22日夜、第48回技能五輪国際大会が上海世博文化センターで盛大に開幕しました。開会式には中国の李強国務院総理が出席し、大会の開幕を宣言しました。マレーシアのアンワル首相をはじめ、各国の要人や国際機関の代表らも出席しました。

夜の上海世博文化センターは華やかなライトに彩られました。オープニング映像『私たちの手』では、職人精神への敬意が表現されました。五大陸から集まった若い技能者たちが榫卯(ほぞ組み)の部材を組み合わせて地球を形づくりました。続いて、歴代大会のエンブレムが次々と映し出されました。午後8時頃、開会式が始まり、68の国・地域の代表団が「技能の夢へと続く道」を通って次々と入場しました。

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開会式に参加する今大会のマスコット「能能(ノンノン)」と「巧巧(チャオチャオ)」(写真提供・上観新聞)

舞台演出の革新——屋内外を連動させ、「一枚の布」が物語を紡ぐ

今大会の開会式では初めて、メイン会場に加え、広場の屋外に設けたステージを一体化させて、屋内外が連動する演出が用いられました。こうした演出は、国際的な総合大会の開会式や閉会式ではとても珍しい試みです。ステージの上空に設置された「スマート制御天幕」、270度を取り囲む大型スクリーン、そして地上のステージが一体となり、立体的な「ワールドスキルズ回廊」を演出しました。

また、直径5.5メートルの「スキル・プラネット」は各国・地域の代表団が登場するたびに、チューリップや牡丹の花など、さまざまな形へと姿を変えました。黄輝総監督によると、この演出の核は「『一枚の布』で最初から最後まで物語をつなぐ」という発想から生まれたとのことです。「スマート制御天幕」は、ある時に屋根のひさしとなって世界各地から集まった若い技能者たちが同じ屋根の下で切磋琢磨する姿を表現し、またある時は大きく広がってスカートの裾となり、溶接の火花を散らし、さらにはケーキやスイーツでいっぱいの舞台へと姿を変えました。こうしたさまざまな姿を通じて、過去・現在・未来をつなぐ物語を描き出しました。

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中国の代表団が登場するとき牡丹の花へと姿を変えた「スキル・プラネット」(写真提供・上観新聞)

テクノロジーの活用——AIシミュレーションで演出を事前検証

演出チームは上海交通大学、北京理工大学の研究チームと共同で、AIを用いたシミュレーションシステムを開発しました。このシステムを利用して舞台美術、照明、映像などを同じ時間軸とシミュレーション空間上で連携させ、事前に演出を検証できるようにしたことで、作業効率は従来の2~3倍に向上しました。これにより、約200カ所の吊り下げポイントを連動制御する天幕と6面の大型スクリーンを正確に連動させることが可能になりました。演出チームは、「煩雑な作業はAIに、創造性は演出家に」という理念のもと、テクノロジーと演出を融合させました。

文明の源流をたどる――時空を超えて現れる技能の先人たち

舞台パフォーマンス「技能が未来を照らす」は3つの章で構成されました。「文明の光」の章では、魯班、蔡倫、畢昇、黄道婆といった中国の技術の発展に貢献した先人たちが、古代中国の産業技術を記した書物『天工開物』の世界から飛び出すように登場しました。同時に、開場を取り囲むスクリーンでは糸巻が回転し、やがて1000平方メートルにも及ぶ巨大なシルクが織り上げられ、シルクロードの情景が天幕に再現されました。そして、開幕を告げる場面では、1年以上をかけて制作された重さ約200トンの巨大な榫卯構造の装置が舞台中央からゆっくりとせり上がりました。1つ1つの部材が精密に組み上げられ、最後には今大会のシンボルマークが完成しました。

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『天工開物』の世界から飛び出すように登場する魯班(写真提供・上観新聞)

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巨大な榫卯構造の装置(写真提供・第48回技能五輪国際大会WeChat公式アカウント)

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再現されたシルクロードの情景(写真提供・上観新聞)

若者が主役――実体験が人々の心を動かす

「技能の光」の章では、ザンビア、フランス、カナダ、オーストラリア、中国から集まった5人の若い技能者が、自らの人生を切り開いた技能との出会いを語りました。中国の選手の唐凡さんは、山間部で育ち、現在は航空機の組み立て・整備に携わっています。開会式では、唐さんが手にした紙飛行機の飛行軌跡が中国国産の旅客機C919の映像へとつながり、少年時代に抱いた夢と、技能を身に付け成長してきた歩みが巧みに重ね合わされました。また、開会式では、選手たちは客席ではなく中央ステージを囲むように座り、舞台演出そのものの一部となりました。

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技能との出会いを語る5人の若い技能者(写真提供・上観新聞)

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中央ステージを囲むように座る各国・地域の選手たち(写真提供・上観新聞)

人とロボットが共演――「ゼロ距離」パフォーマンス

「未来の光」の章では、中国の最新世代の実物大人型ロボット20台と120人の若いダンサーが共演しました。実物大の人型ロボットが自律的に集団で動き、人間のダンサーのすぐそばで協調して踊る世界初のパフォーマンスを披露しました。そのうちの1台は、人間の手のように指先まで精密に動く多指ハンドを備え、ダンサーとともに高度な指先の演技を披露しました。さらに、6台のロボットはダンサーとワルツを踊り、繊細で自然な動きのやり取りを通じて、人とロボットが協調する未来の姿を描き出しました。

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高度な指先の演技を披露する実物大の人型ロボット(写真提供・上観新聞)

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ダンサーとワルツを踊る人型ロボット(写真提供・上観新聞)

エチオピア、インド、中国の選手と、アイルランド、メキシコ、ポーランドの専門家がそれぞれ出場選手と専門家を代表して宣誓を行いました。午後9時40分頃、李強総理が第48回技能五輪国際大会の開幕を宣言しました。その後、各国の若い技能者たちが大会テーマソング「技能が未来を照らす」をともに歌い、会場は大きな歓声に包まれました。

技能五輪国際大会は、ワールドスキルズ・インターナショナル(WSI)が主催し、2年に1度開催されます。今大会のテーマは「『技能』を極め、未来を変えよう」で、64職種の競技が行われ、68の国・地域から1385名の選手が参加します。中国の代表は71人で、全64競技職種に出場します。大会は9月27日に閉幕する予定です。

出典:上観新聞、WeChat公式アカウント「浦東発布」、第48回技能五輪国際大会WeChat公式アカウント「上海第48届世界技能大賽」